コラム ガス衣類乾燥機“乾太くん”の魅力とは?電気式との比較やメリットとデメリットも解説!

雨の日や花粉の季節は、洗濯物を部屋干ししなくてはならずなかなか乾かない…。そんなお悩みを一気に解決してくれるのが、「ガス衣類乾燥機“乾太くん”」です。

まだお使いになっていないご家庭も多いとは思いますが、一度使うと「もう戻れない!」という声も多いのがガス衣類乾燥機。その魅力や電気式との違い、設置の際のポイントについて分かりやすく解説します。

ガス衣類乾燥機“乾太くん”の魅力とは?電気式との比較やメリットとデメリットも解説!

1.ガス衣類乾燥機“乾太くん”とは?

ガス衣類乾燥機は、都市ガスまたはプロパンガスを燃料として温風を発生させる乾燥機です。家庭用として乾燥容量は3kg~9kgまでラインナップされており、ご家族の人数や生活スタイルに応じてお選びいただけます。
特に子育て世代や共働き家庭を中心にますます人気が高まっています。
一番の特長は、電気式の衣類乾燥機と違い、パワフルな温風で素早くふっくらと仕上げることができる点です。

2.ガス衣類乾燥機“乾太くん”の主なメリットとデメリット

メリット
乾燥時間が圧倒的に短い!

ガスの強い火力で大量の温風を発生させるため、例えば5kgの洗濯物なら約52分でふんわり乾燥させることができます。
また、3kgタイプ以外は靴も乾かすことができます。
電気式と比べて1/2〜1/3の時間で済むため、忙しい毎日でも家事の時短に大きく貢献します。


衣類がふんわり、しわも少ない

ガス乾燥機で仕上げたタオルは、まるでホテルのようなふわふわ感に!
ドラム内で高温・大風量の温風により衣類が舞うため、しわもできにくく、アイロンの手間も軽減されます。生乾き臭も一切ありません。

天候に左右されない

雨・雪・花粉・PM2.5・黄砂…外干しの不安をすべて解消!
部屋干し臭とも無縁なので、1年中快適な洗濯生活が手に入ります。


湿気が室内にこもらない

ガス衣類乾燥機から放出される湿気や排気ガスは、排湿筒を通して屋外へ排出されます。
よって、お部屋中の空気はクリーンな状態が保てます。

大量の洗濯物もしっかり乾燥
乾太くんの運転イメージ図

デメリット

排湿筒の工事が必要

屋内に設置する場合は、必ず排気ガスを屋外へ排出するための排湿筒が必要です。
既存の住宅の場合、オプションで窓の一部を利用する選択肢もありますが、そうでなければ壁に80㎜もしくは100㎜の穴を開けることになります。
以上の理由から、ただ電源プラグを差すだけの電気式と違って、設置場所が制限されることがあります。
最初の設置工事の時だけではありますが、ここが一番のデメリットといえるでしょう。

ガス栓が必要

当然、ガス栓が近くにない場合はガス工事が必要になります。
ですが、近年では比較的目立たずキレイに配管できるフレキシブル管を使用するケースがほとんどです。フレキシブル管は短時間で施工できて費用も安く抑えられます。

縮んでしまう衣類もある

シルクなどの薄手で熱に弱い素材は、パワフルな温風によって縮んでしまうことがあります
乾太くんにはこうした衣類に合わせてデリケートコースを選択できるようになっています。間違えて他の衣類と一緒に乾燥させないようにしましょう。

洗濯機と衣類乾燥機それぞれの置き場所が必要(ドラム式洗濯乾燥機と比べた場合)

洗濯から乾燥まで自動でやってくれるドラム式洗濯乾燥機と違い、ガス衣類乾燥機は洗濯機の上など当然別のスペースが必要になります。

排湿筒
こんなスッキリしたガス栓もあります

ランニングコスト

やはり気になるのが、電気代とガス代がどれくらいかかるのか、電気式と比べてどちらが安く済むのかという点でしょう。
ちなみにガス衣類乾燥機“乾太くん”のバーナーの火力は、ガスコンロのバーナー1つ分とほぼ同じです。

ここではランニングコストの目安を5kgの衣類を乾燥させた場合で比較してみます。
ご自宅のガスが、都市ガスかプロパンガスかによって違いますのでそれぞれ分けてあります。

種類ガス代電気代合計金額
ガス衣類乾燥機(都市ガス)50円~70円10円~20円60円~90円
ガス衣類乾燥機(プロパンガス)70円~100円10円~20円80円~120円
電気式衣類乾燥機0円60円~90円60円~90円
金森藤平商事㈱調べ(金額は目安となります。)

このように、プロパンガスご使用のご家庭では少し高めになりますが、都市ガスのご家庭でしたらランニングコストは電気式とほぼ変わりません。

3.忖度抜き!電気式との違いを比較してみました

ランニングコスト以外で、ガス衣類乾燥機“乾太くん”と電気式の違いや優位性を比較してみました。

項目ガス衣類乾燥機電気式衣類乾燥機
乾燥時間(5kg)約52分約2時間~4時間
仕上りふんわり、しわ少なめ少し硬め、しわが多い
初期費用18~30万円11~45万円
置き場所ある程度限定されるどこでも置ける
設置工事排湿筒やガス工事が必要不要

このように、置き場所と工事の有無という点では電気式の方が有利です。
しかし、設置してからの使い勝手でいうと、圧倒的に乾太くんの方が便利で快適なのです。

4.設置するには何が必要?

ガス栓
設置したい場所にガス栓がない場合は、ガス工事が必要です。ガス工事はガス会社にお願いしましょう。

排湿筒工事
屋内に設置する場合は排湿筒の工事が必要です。こちらも資格を持ったガス会社などに依頼しましょう。

本体の設置
オプションで用意されている専用台に設置するのが一般的です。低い台から洗濯機の上に設置するための高い台まで、ご希望に合わせて選べます。

電源
普通の100V電源コンセントです。

ガス栓と電源コンセント

5.よくある質問

Q:設置スペースが狭くても大丈夫?
→ オプションの「専用台」を使えば、洗濯機の上に設置する縦型レイアウトも可能です。また、雨が当たらない場所ならベランダなど屋外にも設置できます。

Q:プロパンガスでも使える?
→ はい、ガス種(都市ガス or プロパンガス)に対応していますのでプロパンガスでも使用できます。

Q:安全性は?
→ 立ち消え安全装置、漏電遮断器、扉開閉センサー、モーター過熱防止装置、ドラム回転センサー、排気温度センサー、衣類温度センサー、湿度センサーなどなど、万一に備えていろいろな安全装置が内蔵されていますので、安心してお使いいただけます。

6.おまけ(体験談です)

このコラムを書いている私(もちろん社員です!)も、ガス衣類乾燥機“乾太くん”を使っています。
最初から乾太くんが付いているマンションを購入したのですが…。

我が家では、すぐに乾きそうな薄手の洗濯物はベランダや室内に干しています。逆にジーンズなど厚手の物やタオルは乾太くんに活躍してもらっています。4人家族で洗濯物がすぐに溜まるので毎日使っています。「ガス会社の人だから大袈裟に言っている」のではなく、本当に大助かりなのです。
あと裏ワザとして、時間のある時は普通に部屋干ししてから、最後の仕上げで乾太くんで10分くらい乾燥させています。そうするとふっくら仕上がるし、光熱費も安く抑えられます。
また、乾太くんに“ドライヤーボール”を一緒に入れると、乾燥させやすく衣類が絡みにくくなるのでおススメです。

ところで、ナゼこんなに便利なのに製造しているメーカーはリンナイだけなのでしょうか?昔は松下電器(現パナソニック)も製造していましたが。
そこでリンナイの担当者に直接聞いてみました。すると、「“乾太くん”というブランド名が広く浸透しており、またリンナイはガス会社とのつながりが深いため、他のガス器具メーカーが新規参入しても勝ち目がないからではないか」という回答でした。(あくまで担当者の方の見解です。)

実際に乾太くんを使用している私の個人的な感想としては絶対におススメです。

7.まとめ

ガス衣類乾燥機“乾太くん”は、毎日の洗濯をもっとスムーズに、もっと快適にしてくれる家電です。特に小さなお子様のいるご家庭や、共働きで家事に時間をかけられない方には、「時短・仕上がり・ストレス軽減」という3つの価値を提供してくれます。

弊社では、ガス衣類乾燥機“乾太くん”の設置やご相談について承っております。設置スペースの確認やコスト試算など、まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはお電話でも承っております。(電話:045-802-7479)