事業紹介 | 私たちの想い | 金森藤平商事株式会社

私たちの想い 事業内容について

7つの部門ごとのエキスパートが多様な産業素材や設備機械、 サービスを提供
国内外のモノづくりや、地域の暮らしを支えています

金森藤平商事株式会社は、7部門もの多岐にわたる事業領域で、国内外の製造業の発展や、地域の皆さまの快適な暮らしを支えています。当社の原点でもある銑鉄等を取り扱う「金属部門」から、2010年に新たに発足した「新規事業推進チーム」まで、伝統と革新の両輪を大切に事業活動に取り組んでいます。また、産業素材を扱う専門商社の責務として、製造業の私たちのよりよい未来を願い、省人化・省エネ化といった労働環境や地球環境に配慮した商品も展開しながら、お客様に寄り添った提案を行なっています。

7つの事業領域

金属部門

鋳造に必要な金属材料(銑鉄、合金鉄、副資材など)をはじめ、鋳造用機械設備(電気炉、ショットブラストなど)、消耗品(砂、添加剤など)を広範囲に取り扱い、様々な鋳造業界メーカーの代理店として様々な顧客へ提供しています。主に自動車や鉄道、船舶、建設機械といった分野の製造業の発展に貢献し、日本の伝統的なものづくりを支えています。

金属部門は当社の原点です。長い歴史の中で培った専門知識と信頼を強みに、迅速な納期対応はもちろん、技術サポートや品質管理、顧客の生産効率向上などをトータルで支援します。当社400年の伝統を守りながらも技術革新を積極的に取り入れ、全国のネットワークを活かして地域の製造業の発展支援に取り組んでいます。

近年では、環境負荷低減に対応した再生可能素材や省エネ機器の取り扱いにも注力することで、持続可能な製造業の実現に貢献します。

機械部門

機械部門は新東工業株式会社の代理店をメインとし、鋳造(電気炉・注湯・造型・砂処理・仕上げ設備及び環境設備)、産業機械分野・鉄工・板金(表面処理装置・環境設備)、化学プラント(粉体混錬設備・環境設備)などのお客様へ多岐に渡る設備販売と、設備を安心して使って頂ける為にメンテナンスを展開しています。

近年は働く方にやさしい省人化設備として、ロボットによる自動化、IoTによる管理自動化、集塵機等の環境改善設備を提案。さらに省エネ対策として、電力量の低減を目的とした機械設備の販売推進も行っています。機械部門発足の1960年(昭和35)から培ってきた技術と独自のサポート体制により、お客様の生産設備の安定稼働に貢献しています。

よりよいサービスを提供するための金属部門と連携をはじめ、当事業部だからこそ実現できる省人化、省エネ対策に取組み、未来を見据えた新分野の商品やサービスの開発に挑戦し続けます。

特品部門

市場でトップシェアを誇るデンカ株式会社の特約店として、草創期である1960年代から特殊混和材の市場開発に取り組んできました。特に、パワーCSA(膨張材)・タスコン(無収縮グラウト材)・ナトミック(急結材)の三本柱の取扱高は業界一です。特約店以外の商材にも精通し、全国のゼネコンや建材販売店、施工会社などを中心に、土木建築資材の販売、営業を行なっています。

中でも、山岳トンネル用急結剤の歴史は長く、数多くの実績を誇ります。また近年では、補修維持製品の販売、コンクリート自然治癒を行うバジリスクや、デンカ株式会社製ハードロックにも力を入れており、インフラ整備における施工・維持に貢献しています。

今後も、より多くのお客様に求められる事業部として、新設用の材料だけでなく、維持・補修材、CO2対策品などの販路拡大を目指しながら、変わらぬ対応力で独自性を発揮し、土木建築業界の向上に寄与し続けます。

機能材料部門

多様な製品の機能を高める商品を取り揃え、メーカーのモノづくりに貢献しています。主な製品群としては、エレクトロニクス分野(放熱シート、プリント配線板など)、セラミックス分野(ボロンナイトライド、高温用断熱材など)、メカトロニクス分野(PSA式窒素発生装置など)、ファインマテリアル分野(高性能接着材など)があり、ニーズに応じた高機能製品を提案しています。

お客様の製品開発における問題解決のための丁寧なヒアリングを行い、製品材料となる素材をメーカー各社と連携し、最先端の情報、材料を提供。必要なときに必要な数量を、そして必要な加工を施した付加価値のある製品を提案する、“縁の下の力持ち”です。

時代に合わせた新分野の開拓も視野に入れながら、地域社会への貢献・還元を継続し、独自の企画開発力と提案力の強化に取り組んでいます。

開発事業部門

鋳造業界で長きにわたる事業活動の中、お客様の声や社会のニーズに応じた新たなモノづくりの部門として設立されました。その鋳造の技術と特長を生かして、平成初期に業界初となる『高エネルギー吸収落石防護柵』を開発しました。その後、落石対策はもとより、雪崩対策、崩壊土砂対策等の防護柵や防止ネットに使用される製品は、鋳物の以外にも鍛造で製作され、その多くは意匠・特許を有し重要な製品として評価されています。

国や地方自治体等の要望に応じた製品開発においては、安全性が最重視されます。よって、厳しい性能試験が求められ、自社所有の衝撃載荷実験装置を用いた性能照査は、業界内でも唯一無二の存在です。近年は、エネルギー別に製品の細分化が進み、それぞれに対応した金具の開発を進めています。また、台湾でも当社の主要金具が複数の現場で施工実績上げ、今後は、東南アジア全体を視野にアプローチを進めていきます。

別分野では、飲料水・酒造メーカーに向けたPET(飲料資材)事業において、国内外の製品の提案と技術フォローを行うほか、カートリッジフィルターの取り扱いも開始するなど、常に新しい開発テーマに挑戦しています。

新規事業推進チーム

アメリカ・NUKOTE(ニューコート)社の日本総代理店として、防水性、耐薬品性、耐摩耗性、耐衝撃性などに優れた樹脂塗膜であるポリウレア樹脂を輸入・販売する、2010年(平成22年)に発足した気鋭のチームです。材料販売だけでなく実際の施工も手がけており、高い知識と経験を持った技術担当による施工でお客様から信頼を得ています。

電力会社等のプラント施設や各種工場の設備保全部門をメインに、近年では学校・病院・鉄道施設等での採用も増えています。適用箇所もコンクリート製の排水槽や金属タンク、防液堤に加えスレートや金属折板屋根の補強防水、外壁や床面ライニング、コンクリートブロックの補強など、多様な用途で需要が高まっています。

速乾性を持つ軟質・強靭塗膜のポリウレアを使った工法は、工場やプラント施設の定期修繕に検討できる優れた工法です。一般的にはまだまだ知られていない「ポリウレア工法」の認知度・信頼性アップを使命に、チーム一丸となって施工技術の向上に努めています。

液化ガス部門

1961年(昭和36年)より、東京ガスグループ(現エネライフグループ)の一員として、環境に優しく災害に強いプロパンガスを取り扱っています。また、ガス機器販売・設置工事のほか、ガス配管工事、住宅リフォーム事業、電気販売、太陽光発電システムの提案なども行い、個人のお客様から、ハウスメーカー、工務店、水道・電気設備会社、リフォーム会社まで、地域の皆さまの快適な暮らしに貢献しています。

需要が高まる環境に配慮した最新のガス機器提案・工事、リフォーム工事にも対応し、24時間集中監視システム(無線通信機器)の設置なども手がけるほか、地域の小中学校・高校、公民館などの公共機関にもガスを供給。営業所には災害用バルクを設置し、有事に備えた定期講習を行いながら従業員の意識を高めています。

地域の皆さまのよりよい明日のため、工場へのLPガス供給や、カーボンオフセットガスの販売、個人のお客様へのIT化の推進など、時代に合わせた提案を目指しています。